「男が家・女は外」の新しいネーミング 「サードウェーブ系」の次に流行る男子のライフスタイルとは?

鴨島

「サードウェーブ」って知ってます?

斎藤

知らない。何それ?

鴨島

2年くらい前だと、サードウェーブコーヒーとかって、ブルーボトルコーヒーが話題になったじゃないですか。

のぐち

あーはいはい。あんまり浸透してるイメージはないっすよね。

鴨島

ちなみにセカンドウェーブっていうのが、いわゆるスターバックスとか。

斎藤

あーそういうこと。

鴨島

オシャンティな紙カップに入れて…

のぐち

はいはい、シアトル系とか。

鴨島

そうそう。トレンチコート翻して丸の内歩いちゃう系の。

斎藤

はいはい、悪意ありますねぇ今の。

のぐち

丸の内むちゃくちゃディスってますね。

鴨島

違いますって!リスペクト系ですって!だって私、とっても丸の内OLになりたかったんだもん。今だって、隙あらばなれないかって思ってるんですから。

斎藤

マカロン可愛い~♪とか言えるの?

のぐち

マカロン(笑)

鴨島

いや、丸の内はマカロン系じゃないですよ。もっとこう…アヒージョとか…

斎藤

で、サードウェーブってなんなの?

鴨島

ひどい(笑)ええと、素材にこだわった丁寧な暮らしをする、みたいな流れのことを言うらしいんです。

斎藤

猿田彦珈琲みたいなこと?

鴨島

あーそうかもしれないです。それで、バレンタインの時、チョコレートの塊買ってきて、溶かして、アルミかなんかのカップに入れて、「手作りチョコ作ったの?」って女子、いるじゃないですか。

斎藤

うん、嫌だねぇ。

鴨島

これ、小学生の頃からずっと思ってたんですけど、それ、手作りじゃないじゃんかって。

斎藤

あ、それは素晴らしい、うがってるね。ウガ島さん。

のぐち

ウガ島さん(笑)

鴨島

なんですかウガ島さんて!

斎藤

オレ小学校の時、全然そんなんじゃないもん。フツーの男の子だったもん。野口もそうでしょ?

のぐち

そうっすね、バレンタインとかシンプルに楽しんでるタイプでした。

鴨島

私、友達いなかったから、友チョコとかもらえなかったから…。

斎藤

そりゃもう、ウガ島さんだから。小学生の頃からそんなこと思ってたなんて。

鴨島

(涙)だからね、本当の手作りチョコなら豆から作れよって。

斎藤

カカオ取ってこいやってことでしょ?で、こだわりを持つ奴が、これを例えに言われてるの?

鴨島

はい。一応「サードウェーブ男子」にも定義があるらしくて、まず、黒いニット帽子。黒縁メガネ。

のぐち

TKda黒ぶちじゃん(笑)

鴨島

くるぶし丈のシュッとしたパンツに、靴はニューバランス。

斎藤

まさにTKda黒ぶちじゃん(笑)

鴨島

で、メッセンジャーバッグでチャリンコ乗っちゃう。

のぐち

TK確定じゃん(笑)

斎藤

渋谷の不良チームの、真ん中のカリスマじゃなくって、その横でカリスマに「なんとかちゃ~ん」って呼ばれてる参謀みたいな奴にそういうのいるわ。

鴨島

ええー? でも頭良さそうな感じはしますね。

斎藤

一番の理解者、みたいな。名前が「大」ってだけで「ビッグ」って呼ばれてるような。

鴨島

ホントはマサルだぜ、みたいな。

斎藤

そうそう、本当はマサルって読むのになって。

鴨島

それでね、私この前、本当に豆からチョコレート作るのを体験させてくれるお店に行ったんですよ。そしたらすっごい美味しくって!

斎藤

あ、そこ、もうおいしい話なんだ。なるほど、それで、次に流行る男子がどんなのかっていうのがお題ね。

鴨島

そうです。「サードウェーブ系」の次に流行る男子のライフスタイルとは?

斎藤

これね、ライフスタイルとして提案したいやつなんですけど、いいっすか?

鴨島

はい、どうぞどうぞ。

 

「サードウェーブ系の次に流行る男子のライフスタイルとは?」
忌野清志郎系男子

 

斎藤

これね、まず、絶対格好は奇抜です。

鴨島

志茂田景樹的な?

斎藤

そうそう、見た目は奇抜なんだけど、でもやってる活動とかは、ボランティアする系なの。

鴨島

あー!

のぐち

いますね。清志郎さんそうっすね。

斎藤

見た目じゃねぇんだぜ、を、地で行く人。いるじゃん。コワイ恰好してるんだけど、石原軍団みたいな。

のぐち

矢沢の永ちゃんとかそうですよ。あの家、子ども3人いるんですけど、全員高学歴なんですよ。ロックで稼いだ金で、子供たちを一人前にしてこそロックの価値が上がるっていうポリシーで。

斎藤

うわっ、カッコイイなぁ。

鴨島

そういう人たちとお友達になりたいな。

斎藤

でね、もうひとつあって。

 

「サードウェーブ系の次に流行る男子のライフスタイルとは?」
刑務所系男子

 

鴨島

え?え?どういうことですか?

斎藤

桐ダンス作ったりとか、職人を突き詰めていくのは一番ストイックじゃない。

のぐち

確かに。そうっすよね。

斎藤

職人さんはその他に、自分の家族がいて、仕事が終わったらごはん一緒に食べて、とか、するけど、この人たちは、これ以外にすることないわけですから。ある意味一番時間かけて、徹底的にこだわれる。

のぐち

伝統文化の継承にもなりそうっすね。

斎藤

でしょ?世の中的に言うと、こういう人たちが作った作品が、もっと見直されてもいいんじゃないですかっていう話。

鴨島

確かに、モノはよさそう。

斎藤

そう。安くていいモノが手に入るわけ。で、こういう人たちが、出所して、自分の工房持つようになれば、社会復帰にもなるし。

のぐち

最高っすね。めちゃめちゃ社会貢献じゃないですか。

斎藤

まずは偏見をなくすところからね。

のぐち

工房が家具屋に隣接すればいい。

鴨島

フェアトレードみたい。

斎藤

オレ個人は全然買うな。ゴリゴリに監視されてる中、毎日真面目に作ってるんだから、職人さんぐらいの腕あると思うんだよ。

鴨島

職人系っぽいなーサードウェーブ。

斎藤

こだわり系とか、ストイックってのがポイントなんだろうなー

鴨島

じゃあ私はコレです。

 

「サードウェーブ系の次に流行る男子のライフスタイルとは?」
縄文系男子

 

斎藤

どういうこと?

鴨島

なんか、自然に回帰しすぎて土器とか作っちゃいそう。

のぐち

なら弥生系でもいいじゃないすか。縄文に限らず。縄の後とかつけとけば(笑)

鴨島

違うんですよ、弥生時代は稲作ですけど、縄文時代は、もっと男子がゴリゴリ狩りに行ってたじゃないですか。

のぐち

マンモス狩ってそうな。

鴨島

そうです。素材っていうの?肉を大事にするし、毛皮とかも無駄にしないし、木の実とかすりつぶしてクッキーにしたりとか。

のぐち

ある意味、究極のナチュラリスト。

鴨島

そうです。さすがにどんぐり炒って食べる奴はいないと思うんですけど、なんというか、健康志向?

斎藤

あー、そっち系ね。でも、いわゆるオーガニック系女子とかじゃないってことでしょ?

鴨島

そうですね。ちゃんと肉摂るし。

斎藤

だから、田舎に行って、道端に生えてるヨモギとか取って食べてるのは縄文系男子で、ヨモギのエキス使ったスムージー飲みたいわっていうシロガネーゼはこっちじゃないってことね。

鴨島

そうです!

のぐち

そういうことですか。ちょっと違う方向ですけど。

 

「サードウェーブ系の次に流行る男子のライフスタイルとは?」
バンギャに応援され系男子

 

鴨島

ってか、バンギャ好きだよね(笑)

のぐち

これは、去年ちょっと話題になりましたけど、有吉ジャポンの中に、成り上がりジャポンって企画があって、ステーキけんとかやってる井戸実社長が3,000万円出すから新しい店やれって。要は下流社会に生きてる男が、成り上がりっていうか、オーナーの座をかけて争うんですよ。

斎藤

ほう。

のぐち

で、井戸社長がいろんなテストやるんですよ。例えば、「この中で自信ある人」って言って、真っ先に手ェ挙げた奴はとりあえず一次合格、みたいな。最終的に残った人が、新店舗のオーナーになれる、みたいな。

斎藤

マネーの虎的な?

のぐち

そうっす。これがめちゃくちゃいいんですよ。はっきり言ってどうなんだよってやつしか来ないから、めちゃめちゃ応援してあげたくなるんですよ。そういう人がいる店だったら、オレ行きたいっす。

鴨島

ガチンコファイトクラブとか、そうだったよね?

斎藤

そっち系か!じゃあもう絶対コレだわ。

 

「サードウェーブ系の次に流行る男子のライフスタイルとは?」
ネオヒモ系男子

 

斎藤

これは、ボクの考えです。野口が言ってくれたから出しやすくなった。

のぐち

ホントですか。

斎藤

世の中で、「ヒモ」っていうのは悪い言葉とされてるじゃないですか。100%ネガティブなイメージですよ。

鴨島

そうかな~?ただの事実じゃん。

斎藤

じゃあ、ヒモのイメージってどういう人?一流のヒモの人。

鴨島

うーん、まず料理が上手。女性に尽くしてる。女性はバリキャリ。なんやかんや家事が上手。なんやかんや身なりがシュッとしてる。

のぐち

アレクじゃん。

鴨島

なんやかんや顔はいい。毛先遊んでる。

のぐち

だからアレクじゃん。彼、料理本出してますよ。

鴨島

え!そうなんだ!すごいね!

斎藤

これがネオヒモのイメージですよ。世の中のヒモのイメージは、家でゴロゴロしてる。女の人が稼いできたお金で、パチンコ行ってくるから金くれ、身の回りの世話も全部女の人にやってもらう。コレがヒモだからね。だから世の中のイメージが悪いの。

鴨島

なるほど。

斎藤

ボクの理想は、ネオヒモなんで。オレ、料理できる、掃除うまい、潔癖症なぐらいキレイにできる、変な話、女子力も高い。

鴨島

嫁に来てほしいなぁ(笑)

斎藤

オレ、半分ネオヒモみたいな生活してたもん。まぁ、相手すごい仕事忙しい人だったしね。でもオレ、なんのプライドも傷つかないもん。で、世の中には専業主婦っていう職業はあるわけですよ。お金持ちと結婚して、家のことして、子育てして。なんで女性はOKなのに、男子は、ちょっと、仕事せぃとなるのかと。

鴨島

主夫って言いますもんね。全然いますし、いていいじゃないですか。

斎藤

いいじゃないですかっていう意見がまだ少数派なわけ。だから、ネオヒモ系っていうか、これに代わるいい印象の言葉があれば。正直、主夫っていうのもまだダメなの。

鴨島

んー、尽くし系男子?

斎藤

あーそれだとちょっといいかもね。男が尽くしてるっていう感じが出てる。

のぐち

ウチの母親は九州男児の概念を根底から覆そうと奮闘した人ですからね。

鴨島

どういうこと??

のぐち

九州って、やっぱり女が家のことやる、みたいなのが今でも強いんですよ。でも、ウチの母親は、働かざる者食うべからずって、九州男児の父親相手に家事やらせてたりしましたからね。

斎藤

うおっ、それすげーなー!九州男児が家事をする世の中になったら、すごく良い世の中になると思うよホント。

鴨島

ただの役割分担として、男の人が家のことをやるのが普通と認識されていくといいですよね。

斎藤

そうそう、今までの「ヒモ」のイメージじゃなくてね。だから「ネオヒモ系」ね、オレ、なりたい!

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